コロナ禍も解放されつつある2024年１月13日（土）、108回目の防塵挺身隊が、美浦村木原の湖岸線に出動しました。しかし、参加者各自によるマスクの着用や手指の消毒、ソーシャルディスタンスなどの予防を施し、湖岸の清掃活動が行われたのであります。

湖岸道路から見る限りはそれほど目立ったゴミがありませんでした。ところが、今回メインになる木原植生浄化池の中は、草が刈られたこともあって、想像以上のゴミの量でした。

また、明らかに車で乗り付けて、湖岸に投棄して行ったゴミが見受けられましたし、風波によって池の中まで入り込んだ積年のゴミも多数見受けられました。霞ヶ浦の水は流域住民の飲料水に使われています。また、投棄されたゴミは流れ流れて太平洋へと流れ出ます。海洋プラスチック問題が大きくクローズアップされている昨今です。ゴミの不法投棄防止のより一層の注意喚起が必要だと感じました。

集合時間の９時にはほぼ全員が集まり、挨拶を終えると早速清掃場所の説明です。湖岸道路の延長線だと３㎞弱の清掃範囲です。ゴミの多くは、霞ヶ浦と湖岸道路の間に残された砂浜や立木の藪などに取り残されており、回収には手を焼きましたが、大人数と言うこともあって、時間通りにゴミの回収と分別が終われました。

第108回の防塵挺身隊in美浦村木原にご参加下さった46名の皆様は、防塵挺身隊の面々に加えて、国土交通省霞ヶ浦河川事務所と霞ヶ浦導水工事事務所、高橋建設（株）、（株）伊藤建設の皆様でした。行政と企業、市民団体が三位一体、一丸になって霞ヶ浦の湖岸清掃を行ったのです。今後もこの活動を続けて参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

僅か２時間弱の清掃活動でしたが、大量のゴミを湖岸から回収することができました。私たち防塵挺身隊の活動は、参加された皆様のご支援とご協力があればこその事業です。今回回収したゴミは、一般ゴミを美浦村生活安全課様が、粗大ゴミや危険物は霞ヶ浦河川事務所様が処理を引き受けて下さいました。ありがとうございました。

また、毎回のご参加とゴミ運搬用のダンプカーをご提供いただきました高橋建設（株）の皆様、簡易トイレをご用意くださった（株）伊藤建設の皆様、誠にありがとうございました。最後に、ご参加やご支援、ご協力などを下さいました皆々様に、心より御礼、そして感謝を申し上げます。

それにしても、道徳観のない人が多いです。「公共の場にはゴミを捨てない！」。住民の皆様に徹底して戴き、また、ゴミは出来る限り拾って持ち帰り処理をする・・・こんな簡単なことを一人ひとりが心掛け、続けるだけでゴミは確実に減少します。ゴミのない美しい霞ヶ浦を後世に残すために、私たちは目の前にあるゴミを拾います。

尚、回収したゴミの処理は、一般ゴミを美浦村生活安全課様にお引き受けいただき、粗大ゴミや危険物は霞ヶ浦河川事務所様にその処分をお願いいたしました。ご協力、誠にありがとうございました。そして、最高の天気と最高の仲間たちに感謝であります。

• 日　時　：2024年１月13日（土）　午前9時00分～12時
• 集合場所：美浦村木原　植生浄化池前
• 清掃場所：美浦村　木原排水樋門から古屋揚水樋門までの３km
• 参 加 費：500円
• 参加人数：46名（軽トラック２台、2ｔダンプ１台、長熊手10本、フック5本、ゴミ回収バケツ25個、フェイスガード15個、ライフジャケット５着、ジョンボート１隻、工具一式）

• 回収したゴミの量：可燃ゴミ（45リットル袋）　87袋（ペットボトル15袋750本を含む）、不燃ゴミ（45リットル袋） 11袋（缶６袋と瓶２袋を含む） 尚、栄養ドリンク瓶は65本を回収。
• 粗大ゴミ 電子ピアノ１台、テレビ台１個、水道ホース10ｍ、火鉢１個、畦板50ｍが５本、ポリタンク３個、タイヤ４本、篭３個、エビ巣30本、整理タンス１棹、棚板４枚、釣り竿２本、粗朶沈床の残骸丸太２本、電気ポット１台、浮標４個、ケーブルチューブ２本、杭３本、子ども自転車のサドル１個、一升瓶ケース１個、流木４本、コンパネ２枚、境界杭３本、流木４本など。

• 協　力 ：国土交通省霞ヶ浦河川事務所、国土交通省霞ヶ浦導水工事事務所、 美浦村生活安全課、高橋建設株式会社、株式会社伊藤建設、二輝建設株式会社,

• 賛　助 ：茨城県企業連携NPO活動支援事業・茨城トヨタ自動車NPO活動支援事業