第106回 防塵挺身隊 報告書 - 特定非営利活動法人 水辺基盤協会
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活動レポート

防塵挺身隊

第106回 防塵挺身隊 報告書

2023年10月7日(土)、106回目となる防塵挺身隊は、土浦市大岩田の湖岸線に出動しました。コロナ禍も落ち着きを見せ始めた10月、今回は株式会社カスミ様と協働の防塵挺身隊となりました。

防塵挺身隊の予定が組まれてからカスミ様からの共催の申し出があり、だったら同じ場所で一緒にゴミ拾いをしましょう・・・と言うことで、土浦市大岩田の湖岸の清掃です。

大岩田湖岸のゴミは、石積み堤があるために、打ち寄せられたゴミが石積み堤のインサイドに残されてしまうことが多く、沢山のゴミが漂着しています。また、アズマザサなどの遮蔽物があるために、路上から不法投棄されるゴミが多く、回収してもまたすぐに捨てられることが後を絶ちません。

今回の協働の防塵挺身隊では屋外での活動と言うこともあって、マスクの着用は自由意志にしました。8時30分時の集合時間には参加者全員が集まり、カスミ様との合同ミーティングが行われました。この日は土浦市の安藤真理子市長も参加されて、挨拶の後に一緒にゴミ拾いを行いました。

ミーティングが終了すると、砂利駐車場に集まった178名の面々は、各々がゴミ回収バケツやビニール袋を抱えて、大岩田湖岸へゴミ退治に向かったのであります。

拾い集めたゴミは湖岸の緩傾斜の場所で分別し、分別を終えたものからカスミ様が用意してくれたゴミ集積所に運び込みました。次々に運び込まれたゴミにはガスコンロや自転車、電線用の木製ボビン、衣装ケース、タイヤ、建築廃材などの大型ゴミがありました。

その後、車輛関係の部品や袋詰めされたドリンク容器(ペットも缶も一緒に)など、悪意の詰まったゴミが次々に回収分別され、集積所に運ばれました。水中から攻めたウェーダー班は、時間切れで取り切れないゴミを回収できなかったことが悔しかったようでした。

また、この時期活発になるスズメバチに遭遇した参加者もおり、参加者に注意を呼びかけました。お陰様で、スズメバチの被害はありませんでした。

集められたゴミは、分別班が手際よく分けて行きます。ペットボトルはペットボトルで、空き缶は空き缶の袋に、瓶は栄養ドリンク瓶を籠に入れてカウントし、他の瓶は袋詰めにして行きます。その他の鉄屑やガラスの破片、電球などは不燃ゴミです。

今回は建築廃材など、流域住民や身勝手な人が投棄したゴミが多く、木材やベニヤ板などがダンプカー1台分ありました。

今回ご参加下さった36名の皆さんは、防塵挺身隊の面々に加え、国土交通省霞ヶ浦河川事務所と霞ヶ浦導水工事事務所、土浦市環境保全課、土浦市環境基本計画推進協議会、高橋建設(株)、天海建設(株)、そして株式会社カスミの皆様でした。行政と企業、そして市民団体の三者が一体になって、霞ヶ浦の清掃を行うことが出来たのです。

僅か2時間少々の活動で、大量のゴミを湖岸から回収することができました。拾い集めたゴミは可燃、不燃、粗大、危険物に分類し、カスミ様が準備してくださいました処理業者に託され、適性に処理されました。

私たち防塵挺身隊の活動は、参加された皆様のご支援とご協力があればこその活動です。

それにしても、道徳観のない人が多いですね。公共の場にはゴミを捨てない。また、拾ったゴミはきちんと処理をする・・・こんな簡単なことを一人ひとりが心掛け、続けるだけでゴミは確実に減少します。ゴミのない霞ヶ浦を目指して、私たちは目の前にあるゴミを拾います。美しい霞ヶ浦を後世に残したいからです。

今回回収したゴミは、株式会社カスミ様がその処理を引き受けて下さいました。また、毎回ご参加くださり、ゴミ運搬用のダンプカーをご提供いただきます高橋建設(株)の皆様、また、トイレが遠いと言うことで、移動式トイレをご用意くださいました天海建設(株)の皆様、誠にありがとうございました。最後に、ご支援ご協力下さいました関係各位に、心より御礼、そして感謝申し上げます。

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