第113回 防塵挺身隊 報告書
2024年12月7日(土)、113回目となる防塵挺身隊が、石岡市三村の湖岸線に出動しました。防塵挺身隊、今年最後の禊の特攻・高浜、63名の参加者でした。
今回、事前に周囲を見て回りましたが、目立ったゴミはあまりありませんでした。やはり、高浜機場の霞ヶ浦導水工事が動き出したことに連れて、人目があることで不法投棄する数が減ったようです。不法投棄の抑止力は、人の目なんですね。
しかし、防塵挺身隊が活動を始めると、やはりゴミが次々に運び込まれてきました。今回も何本ものタイヤが運び込まれ、回収されたゴミが積み上がって行きました。残っていた分別班が間髪を入れずに分別して行きます。
その後、何本ものペットボトルや瓶、缶などの飲料容器、洗剤などの日用品のゴミが運び込まれてきました。ゴミ収集の日に出して処分して貰えば水辺にゴミが溢れるなんてぇことはない筈なのに、住民の悪意が詰まったゴミは次々に回収され運ばれてきました。
回収されたゴミは、分別班によって可燃と不燃に分けられます。空き缶、空き瓶、鉄屑、電球などは不燃ゴミに分別され、それ以外のゴミは可燃ゴミとして袋詰めします。これらは一般ゴミとして、石岡市様に処分してもらいます。粗大ゴミや危険物、リサイクル家電などの大型のゴミは、霞ヶ浦河川事務所麻生出張所様に処分してもらいます。
紛れもなく、流域住民が投棄したゴミや身勝手な釣り人が放置した釣り竿、外国人が引っ越しで不要になった生活日用品など、今回も呆れ返るほどのゴミを回収しました。特に、今回もペットボトルの多さ(1800本)に呆れました。
第113回防塵挺身隊にご参加下さった63名の皆様は、防塵挺身隊の面々はもちろん、国土交通省霞ヶ浦河川事務所と霞ヶ浦導水工事事務所、高橋建設(株)、天海建設(株)、(株)伊藤建設、(株)緑エンジニアリング、(株)二輝建設、戸田建設(株)、(株)上州屋の皆様でした。行政と企業、そして市民団体の三者が一体になって、霞ヶ浦の湖岸清掃を行っているのが防塵挺身隊です。今後とも皆々様のご協力、ご支援を宜しくお願い致します。
僅か2時間半の活動でしたが、大量のゴミを湖岸から回収することができました。拾い集めたゴミは可燃、不燃、粗大、危険物に分類して、坂井戸船溜まりの脇に置かせていただきました。
私たち防塵挺身隊の活動は、参加された皆様のご支援とご協力があればこその事業です。また、大量に回収されたゴミの処理を、活動場所の石岡市様や霞ヶ浦河川事務所様に処分していただけることで、初めて完遂出来ています。ご協力戴きました皆様に、心から感謝申し上げます。
それにしても、道徳感のない人が多いです。公共の場にはゴミを捨てない。さらには、足下のゴミは拾って処理をする・・・こんな簡単なことを一人ひとりが心掛け、続けるだけで、ゴミは確実に減少します。ゴミのない霞ヶ浦を目指して、私たちは目の前にあるゴミを拾います。ゴミのない美しい霞ヶ浦を後世に残したいからです。
今回回収されたゴミは、一般ゴミを石岡市生活環境課様が、粗大ゴミや危険物は霞ヶ浦河川事務所様が処理を引き受けて下さいました。毎回ご参加くださりゴミ運搬用の2tダンプをお持ちくださいました高橋建設(株)様に最後に、心より御礼、感謝申し上げます。
- 日 時 :2024年12月7日(土) 午前9時00分~12時
- 集合場所:霞ヶ浦導水工事事務所高浜機場インフォメーションセンター
- 清掃場所:石岡市三村
- 参 加 費:500円
- 参加人数:63名(軽トラック2台、2tダンプ1台、長熊手10本、ゴミ回収バケツ25個、フェイスガード15個、幟3本、ライフベスト5着、ジョンボート1隻、工具一式)
- 回収したゴミの量: 可燃ゴミ(45リットル袋)100袋(ペットボトル36袋1800本を含む)、不燃ゴミ(45リットル袋) 15袋(缶6袋と瓶5袋を含む)、尚、栄養ドリンク瓶は168本を回収。
粗大ゴミ タイヤ5本、パイロン3本、ポリタンク3個、境界杭16本、ゴムボート1隻、ベニヤ板1枚、テーブルの天板1枚、テレビのブラウン管1台、洗濯機の台1枚、流木多数、蛍光灯5本、電球3個、
- 協 力 : 国土交通省霞ヶ浦河川事務所、国土交通省霞ヶ浦導水工事事務所、石岡市生活環境課、高橋建設 株式会社、天海建設 株式会社、伊藤建設 株式会社、株式会社 緑エンジニアリング、株式会社 二輝建設、戸田建設 株式会社、株式会社 上州屋
- 賛 助 :
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