第102回 防塵挺身隊 報告書 - 特定非営利活動法人 水辺基盤協会
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活動レポート

防塵挺身隊

第102回 防塵挺身隊 報告書

2023年1月21日(土)、102回目となる防塵挺身隊が、阿見町島津の湖岸線に出動しました。3年目のコロナ禍に突入したものの、マスクの着用や手指の消毒、ソーシャルディスタンスなどの予防を施しつつ、令和5年最初の戦いとなる防塵挺身隊が出動しました。

この地は、2021年4月17日(土)に第93回防塵挺身隊で出動したのですが、それ以降目立ったゴミがなかったので、2年ぶりの清掃活動となりました。

この場所ではなかったものの、水中に投棄されている冷蔵庫と洗濯機が阿見町の掛馬湖岸にあったので、先遣隊がこのゴミを回収しました。冷蔵庫は中身がなくて安心しましたが、洗濯機は打ち寄せる波でヘドロや砂が中に入り込んで、想像を絶する重量でした。

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不法投棄ゴミの回収活動を終えて、集合場所に行きました。先ずは幟立てです。これから戦うぞ!の旗印です。また、初めて参加される方へ会場の目印として幟を立て、テーブルに消毒用アルコールを配置しました。コロナの影響はまだまだ残っております。

集合時間の9時にはほぼ全員が集まっており、挨拶を終えると早速清掃場所の説明です。直線で1.2㎞、湖岸道路の延長線だと1.6㎞の範囲です。しかし、この場所は奥深いヨシ原と野イバラやヤナギに覆われた湿原が構成され、人々の立ち入りを困難にしています。

が、防塵挺身隊の面々はこのジャングルに怯むことなく、分け入り、水中に没し、辺りに散乱しているゴミを回収して行きました。

僕と丹さんは小公園の駐車場のゴミを拾いました。公園なのに心ない人が多くて、タバコ吸い殻やペットボトル、ドリンクの缶、それと大量のティッシュが捨ててありました。「こんなところで処理をするなっ!」と心の中で叫びながらのゴミ拾いはチト悲しかったです。

第102回にご参加下さった32名の皆様は、防塵挺身隊の面々に加え、国土交通省霞ヶ浦河川事務所と霞ヶ浦導水工事事務所、阿見町生活環境課の田中様、高橋建設(株)、天海建設(株)の皆様でした。行政と企業、市民団体が三位一体となって、霞ヶ浦の湖岸清掃を行いました。今後もこの活動を続けて参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

僅か2時間弱の活動でしたが、大量のゴミを湖岸から回収することができました。私たち防塵挺身隊の活動は、参加された皆様のご支援とご協力があればこその事業です。今回回収したゴミは、一般ゴミを阿見町生活環境部廃棄物対策課様が、粗大ゴミや危険物は霞ヶ浦河川事務所様が処理を引き受けて下さいました。

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毎回のご参加とゴミ運搬用のダンプカーをご提供いただきました高橋建設(株)の皆様、地元の企業である天海建設(株)の皆様、誠にありがとうございました。最後に、ご参加、ご支援など、ご協力下さいました皆々様に、心より御礼、そして感謝申し上げます。

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それにしても、道徳観のない人が多いです。「公共の場にはゴミを捨てない!」。住民の皆様に徹底して戴き、また、ゴミは出来る限り拾って持ち帰って処理をする・・・こんな簡単なことを一人ひとりが心掛け、続けるだけでゴミは確実に減少します。

ゴミのない美しい霞ヶ浦を後世に残すために、私たちは目の前にあるゴミを拾います。

 

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