第107回 防塵挺身隊 報告書 - 特定非営利活動法人 水辺基盤協会
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活動レポート

防塵挺身隊

第107回 防塵挺身隊 報告書

2023年12月9日(土)、107回目となる防塵挺身隊が、石岡市三村の湖岸線に出動しました。防塵挺身隊、今年最後の禊の特攻・高浜です。

今回、事前に周囲を見て回りましたが、目立ったゴミはあまりありませんでした。やはり、高浜機場の工事が動き出したことに連れて、人目があることで不法投棄する数が減ったようです。不法投棄の抑止力は、人の目なんですね。

しかし、防塵挺身隊が活動を始めると、やはりゴミが次々に運び込まれました。今回も大型ソファが2台回収されました。生地やスポンジに染み込んだドブ臭があたりに漂い、嘔吐しそうになるほどの悪臭でした。本当に心無い人がいます。

その後、何本ものタイヤやドリンク容器など、悪意の詰まったゴミが次々に回収されてきました。中でも円柱のコンクリートが26本も回収されたのには驚きました。こんなもの何に使うのでしょうね。使い道が判ると投棄した犯人も判りますよね。

回収されたゴミは、10時半ごろから分別班によって手際よく分別されます。ペットボトルはペットボトルに分別し、空き缶は空き缶の袋に入れ、瓶は栄養ドリンク瓶を籠に入れてカウントします。他の瓶は袋詰めにします。その他の鉄屑やガラスの破片、電球などは不燃ゴミにまとめました。

流域住民が投棄したゴミや身勝手な釣り人が放置した釣り竿、外国人が引っ越しで不要になった生活用品など、今回も呆れ返るほどのゴミを回収しました。特に、今回もペットボトルの多さ(2300本)に呆れました。

第107回にご参加下さった52名の皆様は、防塵挺身隊の面々はもちろん、国土交通省霞ヶ浦河川事務所と霞ヶ浦導水工事事務所、高橋建設(株)、天海建設(株)、(株)伊藤建設、(株)二輝建設の皆様でした。行政と企業、そして市民団体の三者が一体となって、霞ヶ浦の湖岸清掃を行っているのが防塵挺身隊です。今後ともご協力、宜しくお願い致します。

僅か3時間の活動でしたが、大量のゴミを湖岸から回収することができました。拾い集めたゴミは可燃、不燃、粗大、危険物に分類して霞ヶ浦導水工事事務所前の垣根に並べました。

私たち防塵挺身隊の活動は、参加された皆様のご支援とご協力があればこその事業です。また、大量に回収されたゴミの処理を、活動場所の石岡市様や霞ヶ浦河川事務所様に処分していただけることで、初めて完遂出来ています。ご協力戴きました皆様に、心から感謝申し上げます。

それにしても、道徳感のない人が多いです。公共の場にはゴミを捨てない。また、拾って処理をする・・・こんな簡単なことを一人ひとりが心掛け、続けるだけで、ゴミは確実に減少します。ゴミのない霞ヶ浦を目指して、私たちは目の前にあるゴミを拾います。ゴミのない美しい霞ヶ浦を後世に残したいからです。

今回回収されたゴミは、一般ゴミを石岡市生活環境課様が、粗大ゴミや危険物は霞ヶ浦河川事務所様が処理を引き受けて下さいました。毎回ご参加くださりゴミ運搬用の車輛をお持ちくださいました高橋建設(株)の皆様、2tダンプをお持ちくださいました(株)二輝建設様、簡易トイレを設置してくださいました(株)伊藤建設様、誠にありがとうございました。最後に、ご支援ご協力下さいました皆々様に、心より御礼、そして感謝申し上げます。

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