■ 日時：2024年11月10日（日）

■ 場所：茨城県土浦市大岩田1051 霞ヶ浦文化体育会館前

■ 清掃場所：霞ヶ浦全域

■ 参加者数：319名
（一般288名、中高生5名、小学生20名、未就学児6名）

■ 回収処理したゴミの量：1,750kg

第55回霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up！・秋の陣」が2024年11月10日（日）霞ヶ浦文化体育会館前を会場に開催されました。

1995年2月に霞ヶ浦クリーン作戦と称し始まった釣り人による水辺の清掃活動は、1997年に霞ヶ浦クリーン大作戦、1999年には現在の霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up！」へと名称を変更し、今年で30年、55回にわたり続けてきました。

当初は釣り人のみの参加でしたが、現在では家族参加や企業、団体、行政機関での参加など、釣り人以外の多くの方々にも参加いただける活動となっています。今回も319名もの方々にご参加いただきました。

霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up!」最大の特徴は、参加者自らが参加費を払い、その参加費を回収したゴミの処分費用と傷害保険料に充てる自己完結型という点です。

処理費用を負担してでも「ゴミのない霞ヶ浦で釣りがしたい」、「大切な水源の霞ヶ浦を守りたい」、「霞ヶ浦のきれいな景観を後世に残したい」、そんな熱い想いを胸に、今回もたくさんの方々にご参加いただけたことに大変感謝しております。

また、今回、53キャップのご協賛いただきましたSDG株式会社様はじめ、ご協賛金、ご協賛品をご提供いただきました皆々様に厚くお礼申し上げます。

当日、早朝に降っていた小雨も会場準備を始める頃には止み曇り空に。早朝の雨で足元が滑り易くなっている点を除けば、暑過ぎず寒すぎず、まずまずのゴミ拾い日和となりました。

そして、8時過ぎには、この日を待ちわびた参加者の方々が続々と会場の霞ヶ浦文化体育館前に集まってきました。受付開始は9時の予定でしたが、予定を15分ほど前倒ししての開始となりました。

受付終了後、参加者の方々は、配布物の軍手とゴミ袋を受取り、思い思いのポイントへゴミ拾いに向かいます。

因みに、配布されるゴミ袋は、SDG株式会社様より協賛いただいているもので、市販の物よりも大変丈夫に出来ており、水辺の清掃活動には欠かせないアイテムとなっています。

また、会場には「お宝探し感覚でゴミ拾いを」の想いで作成したお宝（ゴミ）集中ポイントを記したトレジャーマップ（QRコード）が提示されており、こちらを参考にゴミ拾いに行かれる方も多くいらっしゃいました。

受付開始から1時間程経過すると、大切なマイカーに大量のゴミを乗せた車や汚れたゴミ袋を両手に抱えた参加者が続々と帰着してきます。
持ち帰ったゴミがどんどんコンテナには入れられ、みるみるうちに詰まっていき、最終的に回収したのゴミの総量は1,750kgにも達しました。

午前11時にゴミ拾いは終了。参加者全員で集合写真を撮影しました。

その後、衆議院議員 国光あやの様、国土交通省霞ヶ浦河川事務所長 山本陽子様、国土交通省霞ヶ浦導水工事事務所長 宮下規様、霞ケ浦環境科学センター環境活動推進課長 與沢知洋様、SDG株式会社社長 柏木健作様、 ヘラ鮒釣りの大御所 石井旭舟様にご挨拶をいただき、霞ヶ浦の現状、霞ヶ浦の保全活動等に関わる皆様の思いを伺うことが出来ました。

会場にはフリーマーケット(カス探R)や開発クランク、江戸物、Jitterbug boysさんのブースの出展もあり、会場を賑わせてくれました。

最後に軽食を受取っていただき、お楽しみ抽選の豪華景品交換、アンケート調査へのご協力をいただいた後、各自解散となりました。

なお、今回の軽食はSDG株式会社様にお茶とおにぎり、豚汁をご提供いただきました。「おにぎり＋豚汁」の組み合わせは大変好評で参加者の多くがおかわりしていました。

今回の第55回霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up!・秋の陣」は事故も無く無事に終了し、約1.8トンものゴミを霞ヶ浦湖岸から回収することが出来ました。

今後も私たちは、国や県、市町村などの行政機関や他団体、企業の皆様と協力・協調・協働し、水辺からゴミをなくし、健康的な魚の泳ぐ霞ヶ浦、訪れた誰もが気持ち良く楽しめる霞ヶ浦を目指して活動して参ります。
改めまして、ご協賛、ご後援、ご賛助いただきました皆様に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。今後とも、皆様のさらなるご理解とご協力をいただけますようお願い申し上げます。

次回、第56回霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up!・春の陣」は5月11日（日）に開催予定です。再び皆様と共に、春うららの青空の下で清掃活動ができれば幸いです。

報告文責：霞ヶ浦53実行委員長　武江健二
特定非営利活動法人　水辺基盤協会　霞ヶ浦53実行委員会