第101回 防塵挺身隊 報告書
2022年12月3日(土)、101回目となる防塵挺身隊が、石岡市三村の湖岸線に出動しました。3年目のコロナ禍に突入したものの、マスクの着用や手指の消毒、ソーシャルディスタンスなどの予防を施しつつ、令和4年最後の戦いとなる防塵挺身隊の出動です。
昨年は12月11日(土)に、この地の清掃を行いましたが、コロナ禍で2年ぶりの活動のために、大物の粗大ゴミが多数回収されました。一例を書き上げますと、タイヤ10本、冷蔵庫3台、加湿器1台、座椅子4脚、テレビ4台などでした。
今回もそんなゴミを予想していましたが、高浜機場の工事が確実に動き出しましたので、不法投棄する数が減ったようです。やはり人の監視の目がないと駄目なんですね。人の目の有る無しで、抑止力に繋がるって・・・ちょっと悲しいですね。
しかし、最初に運び込まれたゴミが大型ソファですから、生地やスポンジに染み込んだドブ臭があたりに漂い、嘔吐しそうになるほどの異臭でした。本当に心無い人がいます。その後、大きなタイヤや袋詰めされたドリンク容器(ペットも缶も一緒に)など、悪意の詰まったゴミが次々に回収されてきました。
回収されたゴミは、分別班が手際よく分けて行きます。ペットボトルはペットボトルに分別し、空き缶は空き缶の袋に入れ、瓶は栄養ドリンク瓶を籠に入れてカウントします。他の瓶は袋詰めにします。その他の鉄屑やガラスの破片、電球などは不燃ゴミにまとめました。
流域住民が投棄したゴミや身勝手な釣り人が放置した釣り竿、外国人が引っ越しで不要になった生活用品など、呆れ返るほどのゴミを回収しました。特に、今回はペットボトルの多さに呆れました。
第101回にご参加下さった40名の皆様は、防塵挺身隊の面々はもちろん、国土交通省霞ヶ浦河川事務所と霞ヶ浦導水工事事務所、高橋建設(株)、天海建設(株)の皆様でした。行政と企業、そして市民団体の三者が一体となって、霞ヶ浦の湖岸清掃を行っているのが防塵挺身隊です。今後とも宜しくお願い致します。
僅か2時間弱の活動でしたが、大量のゴミを湖岸から回収することができました。拾い集めたゴミは可燃、不燃、粗大、危険物に分類しました。可燃ではペットボトルを別に数え、今回は1400本でした。不燃は瓶と缶を分け、瓶は栄養ドリンク瓶を別に数えて200本ほどありました。
私たち防塵挺身隊の活動は、参加された皆様のご支援とご協力があればこその事業です。また、大量に回収されたゴミの処理を、活動場所の石岡市様や霞ヶ浦河川事務所様に処分していただけることで、初めて完遂出来ています。ご協力戴きました皆様に、心から感謝申し上げます。
それにしても、道徳観のない人が多いですね。公共の場にはゴミを捨てない。また、拾って処理をする・・・こんな簡単なことを一人ひとりが心掛け、続けるだけでゴミは確実に減少し、無くなります。ゴミのない霞ヶ浦を目指して、私たちは目の前にあるゴミを拾います。ゴミのない美しい霞ヶ浦を後世に残したいからです。
今回回収されたゴミは、一般ゴミを石岡市生活環境課様が、粗大ゴミや危険物は霞ヶ浦河川事務所様が処理を引き受けて下さいました。毎回ご参加くださりゴミ運搬用のダンプカーをご提供いただきます高橋建設(株)の皆様、誠にありがとうございました。最後に、ご支援ご協力下さいました皆々様に、心より御礼、そして感謝申し上げます。
第101回 防塵挺身隊 報告書
- 日 時 :2022年12月3日(土) 午前9時00分~12時
- 集合場所:霞ヶ浦導水工事事務所 高浜機場
- 清掃場所:石岡市三村
- 参 加 費:500円
- 参加人数:40名(軽トラック1台、2tダンプ1台、長熊手12本、ゴミ回収バケツ25個、フェイスガード15個、ウェーダー5着、ライフベスト5着、工具一式)
- 回収したゴミの量:可燃ゴミ(45リットル袋) 78袋(ペットボトル28袋1400本を含む)、不燃ゴミ(45リットル袋) 15袋(缶9袋と瓶5袋を含む)尚、栄養ドリンク瓶は200本を回収。
粗大ゴミ タイヤ5本、ポリタンク2本、衣装ケース1台、境界杭3本、バケツ4個、ブラウン管テレビ1台、ベビーカー1台、ソファ3脚、収穫用籠4個、幟の台1個、扇風機1台、石油ストーブの灯油缶1個、薬瓶7本、折り畳み椅子1脚、傘1本、ウナギ筒1個、プランター2個、皿3枚、金皿1枚、釣り竿1本
- 協 力 :国土交通省霞ヶ浦河川事務所、国土交通省霞ヶ浦導水工事事務所、石岡市生活環境課、高橋建設株式会社、天海建設株式会社、
- 賛 助 :茨城県、日東電気グループ、
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