第36回 防塵挺身隊霞ヶ浦部隊 2010 開催リポート
報告:吉田 幸二
第36回 防塵挺身隊霞ヶ浦部隊 2010 開催リポート
報告:吉田 幸二
2010年10月9日(土)、季節外れの暑さ、そして秋雨前線による豪雨と言う天候が続き、霞ヶ浦の湖岸には無数のゴミが漂着していました。特に、桜川のような大きな流入河川がある土浦市蓮河原周辺には、ペットボトルや栄養ドリンク瓶、発泡スチロール、ビニール袋などが漂着し、ゴミに覆われていました。
当日は防塵挺身隊の6隻で水面、水際など、通常では立ち入れない場所のゴミを回収する予定でしたが、応援参加してくれた菅原建設さんより2隻のボートと9名の人員が駆けつけて下さり、総勢49名での清掃活動となりました。
午前9時00分、雨の中を国土交通省霞ヶ浦河川事務所土浦出張所に、参加者が集結しました。受付が始まり、一通りの説明を終えるとすぐに清掃活動に入りました。
防塵挺身隊は夏季休業のため、久し振りの湖岸にはゴミが溢れていました。水辺の草の陰や砂浜にはゴミが山盛りにあります。アッ、と言う間に45リットルの袋が満杯になります。あるところにはあるんですね。
それ等のゴミに加え、なんでこんなゴミが!と言うものまでありました。
今回も多分に漏れず、注射器や薬瓶が見つかりました。
風波によるゴミの漂着、そして堆積で、ゴミの下にまたゴミ、と言うようにゴミが折り重なっています。中には長い年月が経過したことで、砂に埋まっているものもありました。
これら埋没した人工的なゴミまでを回収することで、その下にある植物が目を覚まします。ゴミを拾うことで新しい命を生み出す、これも防塵挺身隊の役目です。
今回はボート部隊が8隻も出動したこともあって、10時45分の終了時間には、分別整理されたゴミが山盛りでした。これらの拾い集めたゴミは、粗大ゴミとリサイクルゴミを霞ヶ浦河川事務所土浦出張所で処分して貰い、一般ゴミを土浦市に回収処分して貰います。
こうして、皆さんのご協力で第36回防塵挺身隊は無事に終了しました。
終了後は、霞ヶ浦インフォメーションセンターで反省会を兼ねた昼食会です。
拾い集めたゴミの処理を霞ヶ浦河川事務所と土浦市が引き受けてくれましたので、参加費の500円は保険料と昼食代に充当することが出来ました。
今回、初参加された皆さんは、悪天候の中での清掃活動に大変驚かれたと思いますが、防塵挺身隊は悪天候の中でも活動するのが普通です。今後も臆することなくご参加くださいますようお願い申し上げます。
■主催
■その他協賛
■後援
■参加人数
49人
■ゴミ回収量
可燃ゴミ:45リットルゴミ袋83袋
不燃ゴミ:45リットルゴミ袋03袋
空き缶ゴミ:45リットルゴミ袋05袋
空きビンゴミ:45リットルゴミ袋11袋
ペットボトル:45リットルゴミ袋25袋
粗大ゴミの回収量:軽トラック3台分
(タイヤ:12本)